目次

百人一首_歌番号1_天智天皇
百人一首_歌番号2_持統天皇
百人一首_歌番号3_柿本人麻呂
百人一首絵入_歌番号4_山部赤人
百人一首_歌番号5_猿丸太夫
百人一首_歌番号6_大伴家持
百人一首_歌番号7_阿倍仲麻呂
百人一首_歌番号8_喜撰法師
百人一首_歌番号9_小野小町
百人一首_歌番号10_蝉丸
百人一首絵入_歌番号11_参議の篁
百人一首絵入_歌番号12_遍昭
百人一首絵入_歌番号13_陽成院
百人一首絵入_歌番号14_河原左大臣
百人一首絵入_歌番号15_光孝天皇
百人一首絵入_歌番号16_行平
百人一首絵入_歌番号17_在原業平
百人一首絵入_歌番号18_藤原敏行
百人一首絵入_歌番号19_伊勢
百人一首絵入_歌番号20_元良親王
百人一首絵入_歌番号21_素性法師
百人一首絵入_歌番号22_文屋康秀
百人一首絵入_歌番号23_大江千里
百人一首絵入_歌番号24_菅家
百人一首絵入_歌番号25三条右大臣
百人一首絵入_歌番号26_貞信公
百人一首絵入_歌番号27_中納言兼輔
百人一首絵入_歌番号28_源宗于朝臣
百人一首絵入_歌番号29_凡河内躬恒
百人一首絵入_歌番号30_壬生忠岑
百人一首絵入_歌番号31_坂上是則
百人一首絵入_歌番号32_春道列樹
百人一首絵入_歌番号33_紀友則
百人一首絵入_歌番号34_藤原興風
百人一首絵入_歌番号35_紀貫之
百人一首絵入_歌番号36_清原深養父
百人一首絵入_歌番号37_文屋朝康
百人一首絵入_歌番号38_右近
百人一首絵入_歌番号39_参議等
百人一首絵入_歌番号40_tairanokanemori
百人一首絵入_歌番号41_壬生忠見
百人一首絵入_歌番号42_清原元輔
百人一首絵入_歌番号43_百人一首絵入_歌番号_
百人一首絵入_歌番号44_中納言朝忠
百人一首絵入_歌番号45_謙徳公
百人一首絵入_歌番号46_曽禰好忠
百人一首絵入_歌番号47_恵慶法師
百人一首絵入_歌番号48_源重之
百人一首絵入_歌番号49_大中臣能宣朝臣
百人一首絵入_歌番号50_藤原義孝
百人一首絵入_歌番号51_藤原実方朝臣
百人一首絵入_歌番号52_藤原道信朝臣
百人一首絵入_歌番号53_右大将道綱母
百人一首絵入_歌番号54_儀同三司母
百人一首絵入_歌番号55_大納言(藤原)公任
百人一首絵入_歌番号56_和泉式部
百人一首絵入_歌番号57_紫式部
百人一首絵入_歌番号58_大弐三位
百人一首絵入_歌番号59_赤染衛門
百人一首絵入_歌番号60_小式部内侍
百人一首絵入_歌番号61_伊勢大輔
百人一首絵入_歌番号62_清少納言
百人一首絵入_歌番号63_左京大夫(藤原)道雅
百人一首絵入_歌番号64_権中納言定頼
百人一首絵入_歌番号65_相模
百人一首絵入_歌番号66_大僧正行尊
百人一首絵入_歌番号67_周防内侍
百人一首絵入_歌番号68_三条院
百人一首絵入_歌番号69_能因法師
百人一首絵入_歌番号70_良暹法師
百人一首絵入_歌番号71_大納言経信
百人一首絵入_歌番号72_祐子内親王家紀伊
百人一首絵入_歌番号73_権中納言匡房
百人一首絵入_歌番号74_源俊頼朝臣
百人一首絵入_歌番号75_藤原基俊
百人一首絵入_歌番号76_法性寺入道前関白太政大臣
百人一首絵入_歌番号77_崇徳院
百人一首絵入_歌番号78_源兼昌
百人一首絵入_歌番号79_左京大夫顕輔
百人一首絵入_歌番号80_待賢門院堀河
百人一首絵入_歌番号81_後徳大寺左大臣(藤原実定)
百人一首絵入_歌番号82_道因法師
百人一首絵入_歌番号83_皇太后宮大夫(藤原)俊成
百人一首絵入_歌番号84_藤原清輔朝臣
百人一首絵入_歌番号85_俊恵法師
百人一首絵入_歌番号86_西行法師
百人一首絵入_歌番号87_寂蓮法師
百人一首絵入_歌番号88_皇嘉門院別当
百人一首絵入_歌番号89_式子内親王
百人一首絵入_歌番号90_殷富門院大輔
百人一首絵入_歌番号91_後京極摂政前太政大臣
百人一首絵入_歌番号92_二条院讃岐
百人一首絵入_歌番号93_鎌倉右大臣
百人一首絵入_歌番号94_参議雅経
百人一首絵入_歌番号95_前大僧正慈円
百人一首絵入_歌番号96_入道前太政大臣
百人一首絵入_歌番号97_愚管抄
百人一首絵入_歌番号98_従二位家隆
百人一首絵入_歌番号99_後鳥羽院
百人一首絵入_歌番号100_順徳院

日本文化と切り離せない和歌

―『百人一首を小説にしよう』と考えた最も大きな理由は、「「百人一首」が「日本とは何か」という問題を考えるための手段として最も有効だと考えたからです。

日本では長く「和歌」が国歌とされていましたが、和歌が最盛期を迎えた平安時代には驚くべき高度な文学作品が数えきれないほど次々に現れました。

在原業平を主人公とする波乱に満ちた恋と冒険の物語、世界中から絶賛されている源氏物語、清少納言の宮中を見事に描いた随筆集、現代の子どもたちにも親しまれている竹取物語、小野小町の妖艶な和歌と恋の遍歴、藤原道長の絶頂期の宮中を中心に描かれた「栄花物語」これは全巻三十巻、業平と相撲をとって遊んだ経験もある宇多天皇に始まり、武家の台頭がはじまる堀川天皇の時代まで、約二百年間の歴史物語である。

これほどの作品を赤染衛門一人で描けたはずはないので、周防の内侍など数名が書き継いだとの説がある。

この他にもこ優れた物語文学の作品は枚挙にいとまがない。しかし同時期、日本を代表するもう一つの文化の流れが生まれた。和歌である。平安時代から鎌倉初期にかけて、八代集が勅命によって編纂された。

古今和歌集

後撰和歌集

拾遺和歌集

後拾遺和歌集

金曜和歌集

詞花和歌集

千載和歌集

新古今和歌集

中でも和歌集の根幹を成すのは古今和歌集です。この和歌集の誕生に関しては「百人一首ものがたり」第二十九話「凡河内躬恒」に詳述しましたので、ご覧ください。

 

女性文学時代の終焉と「百人一首」
密教から鎌倉仏教へ

平安時代の宮中行事や儀式の背後にある宗教哲学、あるいは日常の男女関係、文学芸術などはすべて空海が広めた密教の影響を深く蒙っています。密教がなかったら、源氏物語も、古今和歌集なども生まれませんでした。日本に伝わる有名な仏像のほとんどは密教思想に深く影響されて生まれた大芸術です。ところが王朝が衰退し、保元平治の乱、源平合戦を経て承久の乱以後になると、日本の全てが根底から変わりました。 

密教に代わって時代精神を形成したのは鎌倉仏教でした。法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗、日蓮の日蓮宗、道元の曹洞宗などが世を風靡しました。これらの宗教がどのように密教と異なっているのか、ここで詳しく説明することはできませんが、単純にいえば、平安時代の密教が現実世界を肯定し、男女の愛そのものが菩提であり、悟りであるとしていたのに対して、鎌倉仏教の多くは現世を否定したという事です。念仏宗は現実を否定し十万億土の弥勒菩薩の救いを求め、極楽往生を願いましたが、禅宗はさらに徹底して仏そのものを否定し、存在は空無であるとして、都会生活、人間関係をも否定しました。

藤原定家の成し遂げた事

武家がこの国を支配するようになると、奈良平安時代に生まれた神話、和歌、源氏物語などの物語文学、日記文学、宗教哲学などは不必要なものとなりその存在は忘れられてゆきましたが全てが失われたわけではありません。天皇家が古代から伝えられているこの国の宗教文化を守り続けた事が最も大きな要因ですが、個人の中にも優れた文化を伝えようと努力した人々が少なくなかったからです。筆頭に挙げるべき人物は藤原定家でした。定家は源氏物語や古今集など平安時代に生み出された珠玉の文化をひたすら書写し、しかるべき人々に託して後世に伝えようと努力しました。古今和歌集をはじめとする歌集、源氏物語に象徴される物語文学などが今日も私たちの身近にあるのは、定家の努力があったからこそなのです。

定家の弟子に源実朝が居ました。彼は王朝文化に深く傾倒し、優れた和歌を数多く残しましたが中でも有名なのは金槐和歌集です。これは実朝が詠んだ歌を家人に都の藤原定家の下に運ばせ、筆を入れてもらってようやく完成した歌集です。

定家はこのように膨大な仕事を為し遂げましたが、彼の業績の中で最もよく知られているのは「小倉百人一首」です。定家は宇都宮頼綱小倉山荘の屏風歌として書きつけたとされています。

では、定家はなぜ宇都宮頼綱の小倉山荘の屏風に和歌を書いたのでしょうか。宇都宮氏は代々源家の重鎮として仕え、宇都宮宗綱の娘寒川尼は頼朝の乳母を勤めました。

宇都宮頼綱は歌人としてもすぐれ、藤原定家と親交を深めるようになると、定家の長男為家は宇都宮頼綱の娘娶り、両者の関係はますます密になりました。頼綱はかねてより歌壇の創立に野心を抱いておりましたが、定家と親しくなるとその夢は現実のものとなり、宇都宮歌壇は京都歌壇、鎌倉歌壇と共に三大歌壇の一つに数えられるほどになりました。

そうした時、頼綱は小倉山荘襖に貼る色紙として和歌を書いて欲しいと依頼したのです。

  百人一首の選考基準

 定家は頼綱から依頼を受けた時、明確な選考基準を定めたました。つまり、それは単に、名歌を百首選ぶのではなく、定家の歴史観に基づいて一首一首の和歌が撰集されたということです。

定家は百人一首を通じて日本の黎明期から没落期までを和歌という形式を通して描こうとしました。日本の古代からの長い時間の流れと壮大な歴史を包む空間の中に生まれた和歌を選んだのでした。

定家の「百人一首」選考の謎解く最大の鍵
なぜ天智天皇が一番、順徳院が百番なのか

「百人一首」一番は、天智天皇、二番目は、持統天皇。この二人の天皇の時代に、日本は内憂外患を乗り越え、日本史の黎明期を作りました。二人に続いて元明・聖武天皇が現れ、合計五五〇年にわたる王朝政治の幕開けとなったのです。平安時代の精神的支柱となったのは、空海のもたらした密教でした。嵯峨天皇の深い理解を得て、空海の広めた精神文化は絶頂に達しました。源氏物語を頂点として、数多くの勅撰和歌集、私家和歌集、詩文集、日記など無数の文学芸術が生まれました。これほど華麗な文化が平和のうちに花開き、数百年間も続いた歴史を持つ國は、世界文明史をくまなく探してもどこにもありません。 

こうした意味から、百人一首の一番、二番は日本が独特の文明を開いたという事実を告げる黎明期の歌であるということができます。

 これに対して「百人一首」九十九番、後鳥羽院、百番、順徳院は、王朝世界の終焉を意味しました。後鳥羽上皇は鎌倉幕府を倒そうとして兵を挙げ敢え無く敗れて隠岐の島に流され、順徳院は佐渡島へ配流となりました。この事件は承久の変と名づけられていますが、実は日本史に於いて最も大きな歴史の断絶を生み出す原因となる内乱でした。

承久の変によって飛鳥・奈良・平安と続いた王朝時代は終わり、武士独裁の時代が始まったのです。

定家はこうした恐ろしい時代の始まりに生きていました。

王朝時代の崩壊期に生きた定家

保元平治の乱の直後に生まれた定家は源平合戦の悲惨な苦しみの中に育ち、東大寺・興福寺が焼き討ちに会った時、定家は二十歳になったばかりでした。

都が火に包まれてゆく、その火の粉が空に舞うのを見ながら、彼は後世に残すべき精神文化を探し求め、書写したのです。

 彼の眼の前には想像を絶する悲惨な光景が広がっていました。定家が書き記した『明月記』を読むと平安の世が終わり鎌倉時代になった時の日本がどれほどの苦しみの中にあったかをまざまざと思い知らされます。

家の中まで死人の腐臭が漂ってきたり、天皇の輿が死体に妨げられたりして進めないというような事が日常茶飯事ですし、死体は三条河原に重なって放置され、都の大通りで泥棒が盗んできた品物を並べて売っている。定家の屋敷まで強盗団が押し入ろうとして、定家が防戦して必死になったりする。しかもそうした中で定家は書写を続けていたのです。

 見渡せば花も紅葉もなかりけり

              浦の苫屋の秋のゆうぐれ

 これは定家二十四歳の時の作ですが、この歌が詠まれる数年前、奈良の大仏殿も、興福寺も平清盛の命を受けた平重衡の南都焼き討ちによって焼亡していました。彼が青年期を迎えた時、彼は王朝の夢が何もかも失われつつあったことをその目で見ていたのです。

 定家という人物知るためには、こうした時代背景を知る必要があります。彼は歌人であると共に、滅びつつある日本の悲惨な有様をはっきりとその目で見ていた人物なのです。

百人一首ものがたりの資料

百人一首のカルタ絵は誰でも見慣れていますが、当時写真があったわけではありませんから、本当の姿は誰も見た事がありません。ですから在原業平も小野小町も紫式部も想像で描くということになりますが、全く根拠のない絵を描くことは出来ないので、古典的な絵や彫刻を参考にすることになりました。

 どんなものを用いたのか、参考までに挙げます。

一・日本絵物語全集・角川書店(全十五巻)の内、源氏物語絵巻・紫式部日記絵巻・枕草子絵巻・信貴山延喜・伴大納言絵詞など。

二・興福寺仏像 東大寺祖師像 唐招提寺仏像魅惑の仏像・毎日新聞社など。

三・北斎美術館 全五巻集英社

四・世界美術大全集 東洋編 小学館

また、本文の物語を書く時に参考資料とした主な資料もお示しいたします。

一・百人一首一夕話 上下 岩波書店(尾崎雅嘉箸 天保四年初版木版本)

二・日本書紀 続日本書紀古事記 万葉集 古今和歌集 その他の勅撰集 伊勢集・和泉式部集・紀貫之集など

三・日本古典文学全集・小学館 伊勢物語・平中物語・日本霊異記・大鏡・今昔物語・梁塵秘抄・宇治拾遺物語・平家物語、他 多数

四・日本歴史大系・山川出版 日本の歴史・中央公論社 中国の歴史・講談社

五・人物叢書・吉川弘文館 藤原定家・明恵・吉備真備など全巻。

六・『明月記』

七・半井家本医心方・オリエント出版社

八・やまとうた「千人万首」インターネット水垣久氏 撰集解説 このほかにもさまざまにありますが、煩雑になりますので割愛します。

百人一首ものがたり 1番 天智天皇

百人一首ものがたり 1番 天智天皇目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話1番目のものがたり「建(たけるの)王」系譜秋の田の刈り穂の庵の苫を荒み…

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百人一首ものがたり 36番 清原深養父 

百人一首ものがたり 36番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話36番目のものがたり「月の団子」 夏の夜は まだ宵(よひ)ながら 明けぬる…

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百人一首ものがたり 39番 参議等 

百人一首ものがたり 39番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話39番目のものがたり「茅の原」  浅茅生(あさぢふ)の 小野(をの)の篠原…

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百人一首ものがたり 10番 蝉丸 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話十番目のものがたり「胡蝶の夢」これやこの 行くも帰るも 別れては 知…

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百人一首ものがたり 12番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「南海に散った親王」天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の…

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百人一首ものがたり 13番 陽成院 

百人一首ものがたり 13番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「樗(ちょ)櫟(れき)」 筑波嶺の 峰よりおつる 男女川…

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百人一首ものがたり 14番 河原左大臣 

百人一首ものがたり 14番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「塩竃の宴」 陸奥の しのぶもぢずり たれゆえに 乱れそ…

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百人一首ものがたり 15番 光孝天皇 

百人一首ものがたり 15番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「月の桂」 君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手…

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百人一首ものがたり 16番 中納言行平 

百人一首ものがたり 16番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「まつとし聞かば」 たち別れ 因幡の山の 嶺に生ふる ま…

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百人一首ものがたり 17番 在原業平朝臣 

百人一首ものがたり 17番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「武蔵(むさし)鐙(あぶみ)」 ちはやふる 神代も聞かず…

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百人一首ものがたり 18番 藤原敏行朝臣 

百人一首ものがたり 18番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「阿衡(あこう)」 住之江の 岸に寄る波 よるさへや 夢…

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百人一首ものがたり 20番 元吉親王 

百人一首ものがたり 20番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「見合わせ」 わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつ…

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百人一首ものがたり 19番 伊勢 

百人一首ものがたり 19番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「飛鳥川」 難波潟 みじかき葦の ふしの間も 逢はでこの…

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百人一首ものがたり 21番 素性法師 

百人一首ものがたり 21番 素性法師 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「石上の庵」 今来むと 言ひしばかりに 長月の…

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百人一首ものがたり 22番 文屋 康秀 

百人一首ものがたり 22番 文屋 康秀 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「鬼の首」 吹くからに 秋の草木の しをるれ…

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百人一首ものがたり 23番 大江千里 

百人一首ものがたり 23番 大江千里 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話23番目のものがたり「尤物(けやけきもの)」 月見ればちぢにもの…

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百人一首ものがたり 33番 紀友則 

百人一首ものがたり 33番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「競べ馬」 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく花…

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百人一首ものがたり 24番 菅家 

百人一首ものがたり 24番 菅家 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話24番目のものがたり「紅姫」 このたびは幣もとりあえず手向け山 紅葉…

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百人一首ものがたり 25番 三条右大臣 

百人一首ものがたり 25番 三条右大臣目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話25番目のものがたり「観音かづら」 名にし負はば逢坂山のさねかづ…

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百人一首ものがたり 26番 貞信公 

百人一首ものがたり 26番 貞信公 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話26番目のものがたり「時平」 小倉山峰のもみぢ葉心あらば 今ひとた…

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百人一首ものがたり 27番 中納言兼輔 

百人一首ものがたり 27番 中納言兼輔 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話27番目のものがたり「かぐや姫」 みかの原わきて流るる泉川 い…

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百人一首ものがたり 28番 源宗于 

百人一首ものがたり 28番 源宗于 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話28番目のものがたり「枝折り」 山里は冬ぞ寂しさまさりける 人目も…

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百人一首ものがたり 29番 凡河内躬恒

百人一首ものがたり 29番 凡河内躬恒 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話29番目のものがたり「白菊」 心あてに折らばや折らむ初霜の 置…

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百人一首ものがたり 30番 壬生忠岑 

百人一首ものがたり 30番 壬生忠岑 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話30番目のものがたり「鐘の音」 有明のつれなく見えし別れより 暁…

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百人一首ものがたり 31番 坂上 是則 

百人一首ものがたり 31番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話31番目のものがたり「冠の米」 朝ぼらけ 有明の月と見るまでに 吉野の里に…

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百人一首ものがたり 32番 春道列樹 

百人一首ものがたり 32番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話32番目のものがたり「壱岐」 山川に 風のかけたる しがらみは ながれもあ…

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百人一首ものがたり 34番 藤原興風 

百人一首ものがたり 34番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「安貴王」 誰(たれ)をかも しる人にせむ 高砂の松もむ…

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百人一首ものがたり 35番 紀貫之 

百人一首ものがたり 35番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話35番目のものがたり「忘れ貝」 人はいさ 心も知らず ふるさとは花ぞ昔の …

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百人一首ものがたり 37番 文屋朝康 

百人一首ものがたり 37番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話36番目のものがたり「花の露」 白露(しらつゆ)に 風の吹きしく 秋の野は…

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百人一首ものがたり 40番 平兼盛 

百人一首ものがたり 40番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話40番目のものがたり「稲城」 しのぶれど 色に出でにけり わが恋(こひ)は…

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百人一首ものがたり 38番 右近 

百人一首ものがたり 38番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話38番目のものがたり「残り雪」 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし人の命の …

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百人一首ものがたり 41番 壬生忠見 

百人一首ものがたり 041番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話41番目のものがたり「天徳歌合」 恋すてふ(ちょう) わが名はまだき 立…

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百人一首ものがたり 42番 清原元輔 

百人一首ものがたり 042番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話42番目のものがたり「筺(はこ)の歌」 契りきな かたみに袖をしぼりつつ…

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百人一首ものがたり 43番 権中納言敦忠 

百人一首ものがたり 43番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話43番目のものがたり「父」 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば昔はものを …

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百人一首ものがたり 44番 中納言朝忠 

百人一首ものがたり 44番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話44番目のものがたり「道風」 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに人をも…

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百人一首ものがたり 45番 謙徳公 

百人一首ものがたり 45番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話45番目のものがたり「蓮の台(うてな)」 あはれとも いふべき人は 思ほえ…

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百人一首ものがたり 46番 曽禰好忠 

百人一首ものがたり 46番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話46番目のものがたり「」 由良の門(と)を 渡る舟人(ふなびと) かぢをた…

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百人一首ものがたり 47番 恵慶法師 

百人一首ものがたり 47番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話47番目のものがたり「愛宮」 八重葎(やへむぐら) しげれる宿の さびしき…

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百人一首ものがたり 48番 源重之 

百人一首ものがたり 48番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話48番目のものがたり「如泥人」 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ砕けても…

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百人一首ものがたり 49番 大中臣能宣朝臣 

百人一首ものがたり 49番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話49番目のものがたり「男大迹王(おほどのおほきみ)」 御垣守(みかきもり)…

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百人一首ものがたり 50番 藤原義孝 

百人一首ものがたり 50番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話50番目のものがたり「渡り川」 君がため 惜しからざりし 命さへながくもが…

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百人一首ものがたり 51番 藤原実方朝臣 

百人一首ものがたり 51番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話51番目のものがたり「道股媛(みちまたのひめ)」 かくとだに えやは伊吹の…

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百人一首ものがたり 52番 藤原道信朝臣 

百人一首ものがたり 52番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話一番目のものがたり「花山天皇」 明けぬれば 暮るるものとは 知りながらなほ…

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百人一首ものがたり 53番 右大将道綱母 

百人一首ものがたり 53番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話53番目のものがたり「すさめぬ草」 歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる…

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百人一首ものがたり 54番 儀同三司母 

百人一首ものがたり 54番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話54番目のものがたり「鶴」 忘れじの 行く末(ゆくすゑ)までは 難(かた)…

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百人一首ものがたり 55番 大納言(藤原)公任 

百人一首ものがたり 55番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話55番目のものがたり「瀧の音」 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど名こそ流…

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百人一首ものがたり 56番 和泉式部 

百人一首ものがたり 56番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話56番目のものがたり「袴垂保輔」 あらざらむ この世の外の 思ひ出に今ひと…

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百人一首ものがたり 57番 紫式部 

百人一首ものがたり 57番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話57番目のものがたり「中宮彰子」 めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に…

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百人一首ものがたり 59番 赤染衛門 

百人一首ものがたり 59番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話59番目のものがたり「腹から」 やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて傾(…

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百人一首ものがたり 60番 小式部内侍 

百人一首ものがたり 60番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話60番目のものがたり「蛍篭」 大江(おほえ)山 いく野の道の 遠(とほ)け…

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百人一首ものがたり 58番 大弐三位 

百人一首ものがたり 58番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話58番目のものがたり「そよ人」 有馬(ありま)山 猪名(ゐな)の笹原 風吹…

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百人一首ものがたり 61番 伊勢大輔 

百人一首ものがたり 61番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話61番目のものがたり「花車」 いにしへの 奈良の都の 八重桜けふ九重に に…

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百人一首ものがたり 62番 清少納言 

百人一首ものがたり 62番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話62番目のものがたり「行成」 夜をこめて 鳥の空音(そらね)は 謀(はか)…

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百人一首ものがたり 64番 権中納言定頼 

百人一首ものがたり 64番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話64番目のものがたり「宇治川」 朝ぼらけ 宇治(うぢ)の川霧(かはぎり) …

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百人一首ものがたり 63番 左京大夫(藤原)道雅 

百人一首ものがたり 63番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話63番目のものがたり「当子内親王」 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを人づ…

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百人一首ものがたり 65番 相模 

百人一首ものがたり 65番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話65番目のものがたり「相聞(あいぎこえ)」 恨みわび ほさぬ袖(そで)だに…

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百人一首ものがたり 66番 大僧正行尊 

百人一首ものがたり 66番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話66番目のものがたり「八幡太郎」 もろともに あはれと思へ 山桜(やまざく…

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百人一首ものがたり 67番 周防内侍 

百人一首ものがたり 一番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話67番目のものがたり「養女」 春の夜の 夢ばかりなる 手枕(たまくら)にかひ…

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百人一首ものがたり 68番 三条院 

百人一首ものがたり 68番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話68番目のものがたり「物の怪」 心にも あらでうき世に ながらへば恋しかる…

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百人一首ものがたり 69番 能因法師 

百人一首ものがたり 69番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話69番目のものがたり「大物主大神」 和歌挿入 …

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百人一首ものがたり 70番 良暹法師 

百人一首ものがたり 70番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話70番目のものがたり「大原の竈」 寂しさに 宿を立ち出でて 眺むればいづこ…

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百人一首ものがたり 71番 大納言経信 

百人一首ものがたり 71番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話71番目のものがたり「月」 夕(ゆふ)されば 門田(かどた)の稲葉(いなば…

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百人一首ものがたり 72番 祐子内親王家紀伊 

百人一首ものがたり 72番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話72番目のものがたり「源(げんの)典(ない)侍(し)」 音に聞く 高師(た…

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百人一首ものがたり 73番 権中納言匡房 

百人一首ものがたり 一番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話73番目のものがたり「風月の本主」 高砂の 尾(を)の上(へ)の桜 咲きにけ…

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百人一首ものがたり 74番 源俊頼朝臣 

百人一首ものがたり 74番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話74番目のものがたり「長櫃」 うかりける 人を初瀬(はつせ)の 山おろしよ…

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百人一首ものがたり 75番 藤原基俊 

百人一首ものがたり 75番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話75番目のものがたり「問答」 契(ちぎ)りおきし させもが露(つゆ)を 命…

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百人一首ものがたり 76番 法性寺入道前関白太政大臣 

百人一首ものがたり 76番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話76番目のものがたり「牡丹の舟」 わたの原 漕ぎ出でて見れば 久かたの雲ゐ…

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百人一首ものがたり 77番 崇徳院 

百人一首ものがたり 77番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話77番目のものがたり「兵衛佐局」 瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(た…

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百人一首ものがたり 78番 源兼昌 

百人一首ものがたり 78番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話78番目のものがたり「明石入道」 淡路(あはぢ)島 かよふ千鳥の 鳴く声に…

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百人一首ものがたり 79番 左京大夫顕輔 

百人一首ものがたり 79番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話79番目のものがたり「卯の花」 秋風に たなびく雲の 絶え間よりもれ出づる…

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百人一首ものがたり 80番 待賢門院堀河 

百人一首ものがたり 80番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話80番目のものがたり「粉河寺」 長からむ 心も知らず 黒髪の乱れて今朝は …

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百人一首ものがたり 81番 後徳大寺左大臣(藤原実定) 

百人一首ものがたり 81番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話81番目のものがたり「大原」 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むればただ有明(…

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百人一首ものがたり 82番 道因法師 

百人一首ものがたり 82番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話82番目のものがたり「住吉」 思ひわび さても命は あるものを憂(う)きに…

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百人一首ものがたり 83番 皇太后宮大夫(藤原)俊成 

百人一首ものがたり 83番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話83番目のものがたり「道こそなけれ」 世の中よ道こそなけれ思ひ入る…

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百人一首ものがたり 84番 藤原清輔朝臣 

百人一首ものがたり 84番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話84番目のものがたり「袋草子」 永(なが)らへば またこの頃(ごろ)や し…

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百人一首ものがたり 85番 俊恵法師 

百人一首ものがたり 85番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話85番目のものがたり「鹿ヶ谷」 夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらでねやの…

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百人一首ものがたり 86番 西行法師 

百人一首ものがたり 86番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話86番目のものがたり「地獄歌」 嘆けとて 月やはものを 思はするかこち顔な…

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百人一首ものがたり 87番 寂蓮法師 

百人一首ものがたり 87番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話87番目のものがたり「野上の空」 村雨(むらさめ)の 露もまだひぬ 槇(ま…

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百人一首ものがたり 88番 皇嘉門院別当 

百人一首ものがたり 88番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話88番目のものがたり「難波津」 難波(なには)江の 芦のかりねの ひとよゆ…

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百人一首ものがたり 89番 式子内親王 

百人一首ものがたり 89番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話89番目のものがたり「雪の玉水」 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば忍ぶ…

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百人一首ものがたり 90番 殷富門院大輔 

百人一首ものがたり 90番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話90番目のものがたり「松殿の娘・道元の母」 見せばやな 雄島(をじま)の蜑…

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百人一首ものがたり 91番 後京極摂政前太政大臣 

百人一首ものがたり 91番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話91番目のものがたり「月の光」 きりぎりす 鳴くや霜夜(しもよ)の さむし…

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百人一首ものがたり 92番 二条院讃岐 

百人一首ものがたり 92番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話91番目のものがたり「埋もれ木」 わが袖は 潮干(しほひ)に見えぬ 沖の石…

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百人一首ものがたり 93番 鎌倉右大臣 

百人一首ものがたり 93番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話93番目のものがたり「陳和卿の船」 世の中は 常にもがもな 渚(なぎさ)漕…

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百人一首ものがたり 94番 参議雅経 

百人一首ものがたり 94番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話94番目のものがたり「砧の音」 み吉野(よしの)の 山の秋風 小夜(さよ)…

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百人一首ものがたり 95番 前大僧正慈円 

百人一首ものがたり 95番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話95番目のものがたり「凍月」 おほけなく うき世の 民(たみ)に おほふか…

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百人一首ものがたり 96番 入道前太政大臣 

百人一首ものがたり 96番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話96番目のものがたり「落陽」 和花さそふ 嵐の庭の 雪ならでふりゆくものは…

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百人一首ものがたり 97番 権中納言定家

百人一首ものがたり 97番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話97番目のものがたり「愚管抄」 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに焼くや 藻…

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百人一首ものがたり 98番 従二位家隆 

百人一首ものがたり 98番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話98番目のものがたり「今人麻呂」 風そよぐ ならの小川の 夕暮れはみそぎぞ…

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百人一首ものがたり 99番 後鳥羽院 

百人一首ものがたり 99番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話99番目のものがたり「八大地獄」 人もをし 人も恨(うら)めし あぢきなく…

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百人一首ものがたり 100番 順徳院 

百人一首ものがたり 100番 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話100番目のものがたり「尊い聲」 百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)…

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百人一首ものがたり 2番 持統天皇

百人一首ものがたり 2番 持統天皇目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話2番目のものがたり 「槌音(つちおと)」春過ぎて 夏きにけらし 白妙の…

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百人一首ものがたり 3番 柿本人麻呂

百人一首ものがたり 3番 柿本人麻呂目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話3番目のものがたり 「山鳥」小倉庵にて …

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百人一首ものがたり 4番 山部赤人

百人一首ものがたり 4番 山部赤人目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話第4番目のものがたり 「不二(ふじ)」藤原宇合系譜田子の浦に うちいで…

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百人一首ものがたり 5番 猿丸太夫

百人一首ものがたり 5番 猿丸太夫目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話5番目のものがたり 「滝壺」奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の   …

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百人一首ものがたり 6番 大伴家持

百人一首ものがたり 6番 大伴家持目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話6番目のものがたり「カササギの橋」かささぎの 渡せる橋に置く霜の 白き…

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百人一首ものがたり 7番 阿倍仲麻呂 

百人一首ものがたり 7番 阿倍仲麻呂 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話7番目のものがたり「鑑真」あまの原 ふりさけ見れば かすがなる み…

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百人一首ものがたり 8番 喜撰法師 

百人一首ものがたり 8番 喜撰法師 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話8番目のものがたり「龍神の虜」わが庵(いほ)は 都のたつみ しかぞす…

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百人一首ものがたり 9番 小野小町 

百人一首ものがたり 9番 小野小町 目次小倉庵にて 権中納言定家と主治医・心寂坊の対話9番目のものがたり「奈能利曾毛(なのりそも)」小野氏系図花の色は う…

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